
漆染のマタギもんぺ
¥33,000
マタギとは、クマなどの大型獣を捕獲する技術と組織をもち、狩猟を生業としてきた人たちのことをいいます
マタギは狩猟のイメージが強いですが、山菜やきのこ採り、魚釣りなどなど、山にある資源を有効に活用する術を持ち、自然と密接に繋がりながら暮らす山の民でもありました
秋田県阿仁町はマタギ発祥の地で、自然に対する独自の信仰や山岳スキルを持ち、今尚マタギ文化が脈々と継承されています
そんなマタギたちがかつて愛用していた”マタギもんぺ”というフィールドパンツがありました
マタギもんぺは、物資の少ない時代、ましてや高機能素材も無い時代において、厳しい自然の中でも快適に過ごす工夫を随所に凝らしたパンツです
安価な作業着が出回り、貴重なマタギの衣文化は歴史から消え去ろうとしていましたが、マタギたちと共にリサーチや開発を重ね、現代においても快適に履くことができるパンツとして復活させました
・大きな動きに追従する、ヒップ部分の特徴的な大型タック
・腰回りには左右に合計6つのタックを蛇腹状に入れ、余裕がありながらスッキリしたシルエット
・股下から裾まで一枚ものの生地でマチをとっているので、足を広げた時に縫い目のかかる負荷がなくなり丈夫な作りになるほか、生地の伸縮が大きくなるため足の可動域を広げることに繋がります
・膝下を細身にすることで、足捌きが良くなり、山中や庭仕事などでも木の枝などへの引っ掛かりも軽減
・ウエストにはゴムを入れ、紐で調整できる仕様
・マタギもんぺは麻で作られることが多かったようです
東北地方は寒冷で木綿は貴重だったため、東北の衣服の多くは、身近で採れる麻で作られています
新しいマタギもんぺの生地は、丈夫でありながら通気性と速乾性がある「中厚の綿麻生地」を採用しました
綿麻の混紡なので履き心地が良く、しっかりした厚みがあるので丈夫に履くことができます
・フロントポケット2つ、バックポケット1つ
・東北は木綿が少ない地域であったため、捨てられる生地を裂いて織り直す裂織という文化が残っています
右フロントポケットの上部の裂織のループは、東北の物を大切にする象徴としてのアイコンでもあり、ちょっとした道具を引っ掛けるループとしてもご使用ください
漆の一大産地である岩手県。器や仏像、重要文化財の修復など、漆塗りの技術は日本の伝統文化を今に繋いできました
一般的に知られる漆は、漆の樹木から採れる樹液のこと。漆掻き職人が毎年数百本の漆の木を一本一本まわり、樹液を採取します
樹液を採り切った後の木は枯れてしまうため、また次の芽を育てるためにもその木は切り倒すこととなります
これまで、切り倒したこの漆の木自体は、なかなか活用しきれていない現状がありました
せっかくの大切な山の資源、使わずにいるのはもったいないということと、この地に続いてきた漆産業のこれからを作るためにも、この漆の木材を活用する取り組みが進められています
自然の恵みを無駄なく使い、その色を纏うことは、その土地を知り、感謝しながら暮らすこと
縁日では漆の木が持つ天然の色をお楽しみいただくため、素材と向き合い、じっくりと丁寧に染めています
※ウルシノキの木部(もくぶ)から色素を抽出しています。樹皮から採れる樹液ではありませんのでかぶれの心配はありません