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Early 1900s Jewelry

“Arrow Novelty”

現在”Indian Souvenir Jewelry”と分類されるジュエリーの歴史は1900年頃まで遡ります。当時サンタフェ鉄道の沿線で全米初のレストランとホテルをチェーン展開して いたFred Harvey Companyを中心にジュエリーの販売が始まります。

Fred Harvey Company … 初代Frederick H Harvey(1835年英国生まれ)は1850年米国に移住、ATSF(Atchison Topeka & Santa Fe Railway)との提携により、1876年カンザス州トペーカに最初のレストランを開業。サンタフェ鉄道の西進とともに沿線にレストランとホテルを次々 とチェーン展開、その評判と運営手腕を高く評価したATSFは食堂車の運営もFred Harvey Co. に任せるようになりました。

Harvey House と呼ばれるこれらチェーン店のギフトショップで初代Fred Harveyはその地域の先住民達が創る工芸品をお土産品として扱い始めました。このビジネスにさらに力を入れたのが娘のMinny Harveyと夫John Frederick Huckelでした。



それまでのナバホジュエリーは部族間のトレードの為のものであり、とても重たく、土産物としては適していませんでした。

しかし当時のFred Harvey Companyのバイヤーが、ナバホのシルバースミスにトレーダーを通じて、薄くて軽いジュエリーを作るように指導します。

白人旅行者にわかりやすくアピールするため、”SUN” ”ARROW” ”THUNDERBIRD”等のモチーフが多く使われました。

薄くて軽いこれらのジュエリーはSouth Westの土産物の中心となっていきました。

このFred Harvey Companyが取り扱った”Indian Souvenir Jewelry”のスタイルは、当時の先住民達の作品にも多大な影響を与え、現在1900~1930年頃のこれらのジュエリーは”Fred Harvey ERA” ”Old Harvey Jewelry”と呼ばれ、コレクターズアイテムとなっています。

こうした流れの中、ニューメキシコには”Bell Jewelry” ”Maisel”といったいくつかのジュエリー工房が出来てきました。また時代と共に”Indian Souvenir Jewelry”はハンドメイドではなくキャスト(型)を使い量産化が進みます。

“Arrow Novelty”

”Indian Souvenir Jewelry”の原点と思われる会社”Arrow Novelty Co.”が1900年代初頭にNew Yorkに存在しました。

しかし”Indian Souvenir Jewelry”の生産が南西部に出来始めると、やがて”Arrow Novelty Co.”は消滅してしまいました。

Dick Elkins氏は1980年代前半からNew Mexico州Grantsのはずれでインディアンジュエリーの工房を営んでいます。

今でもネイティブアメリカンのハンドメイドにこだわり続け、彼のもとにはナバホのシルバースミスが何人か働いています。

彼らは伝統的な技法・技術を持っており、またDick Elkins氏の周りにはジュエリーのみならず、RugやPotteryなど様々なネイティブアメリカンのクラフトに関する人や情報がその信頼のもと集まってきます。

近年彼は”Copyright”の申請を行い、New Mexico州Grantsで”Arrow Novelty”をスタートさせました。

彼は周りの協力を得て、”Arrow Novelty”社の当時のカタログや彼の持つ”Bell Jewelry” ”Maisel”の古い資料の中から、1900年~1930年代当時のように、ナバホのシルバースミスによるハンドメイドやキャストワークを用いて ”Arrow Novelty Co.”を現代に甦らせました。